先日お仕事した所は新築のオウチの引き渡し清掃でした。
ところがこのオウチ、只者ではありません
『古民家再生』と言って、実際に人が住まなくなって何十年も放置されている民家を解体して、柱や梁をキレイに洗いその部材で新しくオウチを造ると言う、スゴい技術と知識の結晶のオウチでした
なかに入るとイメージは『郷土館』とか『歴史博物館』みたいな言葉がぴったりといった感じで、細部まで細かくこだわった造りになってました
このオウチの一番目を惹くのがリビングの吹き抜けの『梁(はり)』です
ケヤキの木なのでぐにゃぐにゃ曲がっていて真っ直ぐな木と違い味がある梁になってます
その他にも壁はお城の城壁に使う塗りものだったり、障子は手刷の和紙だったりで見るところ満載
設計、施工な携わった方が説明をしてくださったので、ひとつひとつに意味があって造られていることもわかりました
昔のものをそのまま現代に持ってきても、十分過ぎるほど使えると言うことは、いかに昔の人々が考えて生活していたかを物語っているのではないかと思いました